細坪基佳 (作詞・作曲/細坪基佳)
この村を出ることに ためらいはない もっと広い世界を この目で見たい 久しぶりにこの曲を聴いて、昔のことをちょっと思い出したので・・・
○年前の今頃は、大学受験で上京していた時でした(受験日は2月22日)。
当時の自分は、まさにこの歌のような心境でした。
とにかく早く、何もない田舎を出て、東京に行きたかった。
東京には、きっと何かがあるはずだ・・・そう思い込んでいました(若かったんですね・笑)。
何を探してる?何を求めている? 僕の旅は 風をつかまえるようなものか 旅を続けている少年が、どの村に行っても、自分の村と変わらない風景を見て、
もっと何かあるはずなのにという疑問を抱きはじめます。
長い年月を経て、ボロボロになった身なりで、故郷に帰ってきた彼を待っていたものは、
村人たちの冷たい仕打ちでした。
彼のことを覚えていたのは、道端の草むらに生えていた、ゆうすげの花だけでした。
ゆうすげの花に手をさしのべると、花は嬉しそうに揺れ、
それを見て、彼の瞳に涙があふれた・・・というような内容の曲です。
誰もが気付かず それぞれに生きてゆく 目に見えるものだけを 信じて生きている あの時、東京に来ないで、ずっと田舎に住んでいたら、どうなっていたんだろう?
と、考える時があります(考えても仕方がないことですが・・・)。
この歌のように、確かにどこに行っても同じ風景かもしれません。
でも、まだ旅の途中ではありますが、あの時の選択は間違っていなかったと、
思えるように、がんばって生きていきたいですね。

『木精』(1979.10)
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